NEWS

ニュース

エヌビディア一強時代に挑むスタートアップ、AI半導体の主戦場が変わる

エヌビディアの絶対的地位

  • エヌビディアは**AI半導体市場でシェア74%(2024年)**と圧倒的優位。
  • 年次イベント「GTC」では5万人超が参加し、AI業界の熱量を象徴。
  • 強さの背景は、高性能なGPUとソフト基盤の組み合わせによる汎用性の高さ。

一強体制への挑戦者たち

  • AMDやGoogle、Amazonなど大手が競争に参入。
  • 専業メーカーはGPU開発、データセンター事業者はASIC(特化型半導体)開発を強化。
  • GPUは汎用性が高いが電力効率が劣る、ASICは効率的だが柔軟性に欠け陳腐化リスクも高い。

「第三の道」模索するスタートアップ

  • サンバノバ・システムズは新構造「データフロー型計算機」を採用。
  • 伝統的なノイマン型計算機よりもデータ移動を抑え、電力効率と性能を両立。
  • **再構成可能データフローユニット(RDU)**により汎用性と省エネを両立。
  • クラウド型での提供も計画し、2025年に資金調達予定。
  • セレブラス・システムズは1枚の巨大なチップを活用し、IPOを24年に申請、25年に上場予定。
  • グロックはサウジ政府から15億ドルの出資を受け、「主権AI」ニーズにも対応。

スタートアップの試練と希望

  • スタートアップ全体へのVC資金は24年に前年比4割減。
  • 一方で、高性能・省エネ・高汎用性の半導体を実現できれば、「ポスト・エヌビディア」の本命に躍り出る可能性も。
  • サンバノバCEOは「GPUの代替ニーズは強く、競争相手はまだ少ない」と自信をのぞかせる。

AI半導体の次世代主役を目指し、スタートアップが“脱ノイマン型”で挑む。ポスト・エヌビディアの可能性が静かに、しかし確実に動き出しています。

〒102-8578
東京都千代田区紀尾井町4番1号
ニューオータニ・ガーデンタワー 10階

TEL.03-6261-9088

FAX.03-6261-9077