第四次産業革命とも言うべきＡＩの普及が本格化すると共に、一気にシンギュラリティを迎える世の中になってまいります。加えて、早晩、新しいアルゴリズムとして量子技術が拍車をかける時代が必ずやって来ます。画期的な創薬の開発及び医学技術の進歩により長寿が達成される一方で、ロボティックスの進歩、業務の効率化が一層に進み、人の仕事は格段にミニマイズされることも視野に入れなくてはなりません。

新しい社会作りとして、法は勿論のこと人を守る規範も考えていくことも課題です。人はＡＩの進歩によって、人生の「生きがい」をどのように実現するのか、原点に返り「人間尊重」、「文化尊重」、「歴史尊重」、「風俗尊重」を念頭におき、より有意義な豊かな社会を迎えられように、本財団の活動を通して社会貢献したいと考えております。